皆さんはインターネットを使っていますでしょうか?
かつて最先端技術だったインターネットは当たり前の存在となり、インターネットなしでは生きていけないという人も多いのではないでしょうか?
かく言う私もその1人です。
回線速度も大幅に上昇し、外でも高画質な動画を見れるほどにまで発展しました。
今回はそんなインターネットが当たり前の現代だからこそ知りたい「固定回線」のお話です。
結論だけ見たい人は 6 結論だけ見たい人向け から見てください!
固定回線って何?
まず「固定回線」という言葉についてです。
みなさんが普段使っているスマホやタブレット、モバイルルーター(モバイルWi-Fi)などは「モバイル回線」と呼ばれることが多く、携帯電話が全国で展開している広域をカバーする”無線通信”の回線です。
これに対して「固定回線」とは、”有線でインターネットに接続する自宅用の回線“を指します。
スマホの普及率がかなり上がった現代であれば、大体の人が家に「Wi-Fi」があるのではないでしょうか?
「家のWi-Fi」と皆さんが呼んでいるものはこの「固定回線」にあたります。
「家のWi-Fiは無線だけど?」と思う人も居るかも知れませんが、家とインターネットの間は有線で繋がっています。
イメージとしてはこんな感じです。
スマホやタブレット、ノートパソコンで使うときは無線ですが、辿っていくと有線でインターネットと繋がっています。
なので高速で安定したインターネットを楽しむことが出来ます。
モバイル回線と固定回線の違い
モバイル回線の特徴
モバイル回線は多くの人が共有して使用するため、速度や安定性はそれほど高くないので、ゲームや動画視聴には向きません。
今流行りのバトロワゲームはもちろん、リアルタイムで他のプレイヤーと協力・対戦するゲームにモバイル回線は向いていませんし、固定回線を使っているユーザーよりも不利になります。
多くの人が安定して使うために通信容量にも制限があり、動画などの多くの通信を必要するとことをモバイル回線でやってしまうと「ギガがなくなる」という現象が起こるのです。
ですがその反面、いつでもどこでもインターネットに接続でき、手軽に様々な情報を見ることが出来ます。
固定回線の特徴
固定回線は小規模なネットワークで、高速なインターネット回線を多くても10台程度のデバイスで分け合うので、かなり高速です。
さらに、定額制で使い放題なので通信容量を気にすることなく通信できます。
応答速度もかなり早く、ゲームなどのリアルタイムで通信する場合でも遅延なく快適に通信できます。
家の回線が遅くてイライラしてたお話
もとはケーブルテレビ回線を使っていた
今までは、有名なケーブルテレビ会社「J社」が提供するネット回線を使っていました。
最初は不満なく使っていたのですが、アップロード速度が最大10Mbpsという契約だったので、Dropboxで大きめのファイルを同期しようとするとかなり時間がかかるのでどうしても不満が・・・
筆者が住んでいる物件は地上波の写りが良くないという理由で、大家さんが”ケーブルテレビ“と”ダウンロード速度12Mbpsのネット回線“を設備として契約してくれていました。
入居後にJ社の営業の方が「安くで”ダウンロード速度320Mbps/アップロード速度10Mbps”の回線に切り替えることが出来る」と営業しに来たので、特に何も考えずに契約しました。
ですが、1年近く住んでいると流石に我慢できなくなってきました・・・
年末にたまたま来たauひかりの営業の人
普段はそういった営業がお断りって感じなのですが、インターホン越しで少し話を聞いてみると条件が結構良さそうだったので家に入れてあげました。
速度の話や、工事が出来るかどうかの話などをして、auひかりの5Gbpsプランを契約するに至ったのです。
※5Gbpsプランは戸建てタイプ向けのサービスで、マンションやアパートなどの集合住宅では利用できない場合があります。
※5Gbpsプランは東京・神奈川・千葉・埼玉の一部地域のみ対応です。(1Gbpsプランはその他地域でも利用可能)
auひかりにしたら快適になった
ダウンロードはさらに速く、アップロードは雲泥の差
もともと、ケーブルテレビ回線の時もダウンロード速度にそんなに不満はなかったのですが、auひかりにしてからはかなりスピードアップしました。
ケーブルテレビ回線は速くても実測で100Mbps前後でしたが、auひかりは実測で800Mbps出ることも結構あります。
ダウンロード速度は約8倍のスピードアップですね。
さて、問題のアップロード速度ですが、こちらは雲泥の差と言えるでしょう。
元々使っていたケーブルテレビ回線は実測で8Mbps程度しか出ませんでしたが、auひかりだと実測で900Mbps出ることも!
LAN内が1Gbps対応なので、これが限界なのでしょうね。
ちなみにプロバイダーはSo-netを選択しました。
実測でこの速度
「ゴールデンタイム」とも呼ばれるインターネット利用者が多い時間帯でもこの速度です。
これだけ速ければネットサーフィンはもちろん、YouTubeで動画を見たり、大きなファイルをダウンロードするのも快適です。
1時間毎に速度を測定した結果
回線は時間によっても状況が大きく変わります。
試しに2019年1月21日 0:00~2019年1月22日 21:00までのほぼ2日間、1時間毎にダウンロード速度を測った結果がこれです。
日付 | 測定時刻 | 速度(Mbps) |
---|---|---|
2019/01/21 | 0:00 | 187.2 |
1:00 | 148 | |
2:00 | 144.8 | |
3:00 | 147.2 | |
4:00 | 165.6 | |
5:00 | 116 | |
6:00 | 140 | |
7:00 | 135.2 | |
8:00 | 163.2 | |
9:00 | 156.8 | |
10:00 | 150.4 | |
11:00 | 155.2 | |
12:00 | 146.4 | |
13:00 | 13.6 | |
14:00 | 13.28 | |
15:00 | 148 | |
16:00 | 175.2 | |
17:00 | 208.8 | |
18:00 | 159.2 | |
19:00 | 191.2 | |
20:00 | 160 | |
21:00 | 139.2 | |
22:00 | 177.6 | |
23:00 | 175.2 | |
2019/01/22 | 0:00 | 136.8 |
1:00 | 148.8 | |
2:00 | 129.6 | |
3:00 | 169.6 | |
4:00 | 156.8 | |
5:00 | 138.4 | |
6:00 | 170.4 | |
7:00 | 137.6 | |
8:00 | 158.4 | |
9:00 | 145.6 | |
10:00 | 133.6 | |
11:00 | 120.8 | |
12:00 | 152.8 | |
13:00 | 137.6 | |
14:00 | 172.8 | |
15:00 | 173.6 | |
16:00 | 21.6 | |
17:00 | 30.16 | |
18:00 | 28.56 | |
19:00 | 27.92 | |
20:00 | 74.24 | |
21:00 | 113.6 |
Dropboxの同期が実行されているときは流石に遅くなっていますが、安定して150Mbps前後は出ているイメージです。
測定にはASAHI Netで使われている速度測定用の画像を使いました。
測定に使った画像
これだけの速度が出ていれば、普通に使う分には不自由しないですね。
ネット回線の乗り換えに掛かる費用
旧回線の解約費
回線を解約する場合は、契約更新月以外だと違約金が発生します。
それに加えて大体の場合は設備撤去費が別途発生することがあります。
違約金は約1~2万円程度取られることが多いようです。
設備撤去費はプロバイダーによりますが、筆者が以前に使っていたJ社の回線の場合は2000~6000円となっています。
筆者が実際に支払った金額は0円でした。
というのも、物件自体に元々設備が入っていたので契約更新月による縛りはなく、速度の切り替えの際には約3000円の手数料が掛かるそうなのですが、解約の場合は手数料が発生しないとのことでした。
3000円払ってダウンロード速度12Mbpsの回線を無料で使うことも考えましたが、予備の回線があっても特にすることは無いので、今回は解約を選択。
結果、掛かった金額は0円となりました。
大体の場合は違約金と設備撤去費合わせて約2万円前後支払う場合が多いようです。
auひかりの初期費用
auひかりを契約する際に発生する初期費用は新規登録料と初期費用(工事費)となっています。
新規登録料が3000円、初期費用(工事費)が37500円で合計40500円の費用がかかります。
ですが、工事費は契約後毎月625円の割引が60ヶ月間適応されるので、工事費の実質負担額は0円となります。
旧回線の違約金を補填してくれるキャンペーンも
auひかりを契約する際の工事費用などはほぼ必要ないことがわかっていただけたと思いますが、旧回線の違約金や設備撤去費などはどうしても掛かってしまいます。
そこで下記サイトでは、旧回線の違約金を補填するキャンペーンも行っています。
最大で11万円もキャッシュバックしてくれるので違約金の補填はもちろん、Wi-Fiルーターの買い替えなんかもできそうですね!
毎月の支払い金額
毎月の支払金額は上の画像の通りです。
オプションなどを付けなければ一戸建てであれば5100円、マンション・アパートであれば3800円です。
auの携帯を使っている人であればauスマートバリューを使うことが出来るので、契約している携帯のプランにもよりますが、最大で2年間 毎月2000円の割引を受けることが出来ます。
全部コミコミで掛かった金額のまとめ
筆者が元々使っていたJ社の回線から、auひかりに乗り換えた時に実際に掛かった金額がこちらです。
回線 | 項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|---|
旧回線 | 違約金 | 0 | 筆者の場合 |
設備撤去費 | |||
auひかり | 新規登録料 | -3000 | |
初期費用(工事費) | -37500 | 分割の場合は 625円x60回 | |
初期費用相当額割引 | 37500 | 付与は 625円x60回 (電話サービスも契約時の金額) | |
キャッシュバック | 25000 | ||
合計 | 22000 |
合計金額にすると22000円のプラスなので、「22000円を貰って快適な回線を手に入れた」という結果になりました。
さらに代理店さんがグルメカタログも送ってくれたので、ちょっといい肉なんかも食べることができそうです!
結論だけ見たい人向け
ここからは結論だけ見たい人向けのまとめです。
auひかりのメリット
・安定した通信速度でゲームや動画視聴に最適
・au携帯を利用している場合、最大2年間 毎月2000円の割引を受けることが出来る
・電気をauでんきに変更すると割引を受けることが出来る。
auひかりのデメリット
・工事が必要(賃貸の場合は不動産会社・大家さんに問い合わせる必要あり)
・5Gbpsや10Gbpsの高速プランは東京・神奈川・千葉・埼玉の一部地域のみしか提供していない(1Gbpsプランはほぼ全国で利用可能)
開通時に掛かる費用一覧
回線 | 項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|---|
旧回線 | 違約金 | -20000 | 更新月であれば0円, J社の最高金額を想定 |
設備撤去費 | -6000 | J社の最高金額を想定 | |
auひかり | 新規登録料 | -3000 | |
初期費用(工事費) | -37500 | 分割の場合は 625円x60回 | |
初期費用相当額割引 | 37500 | 付与は 625円x60回 (電話サービスも契約時の金額) | |
キャッシュバック | 110000 | 条件を満たした場合の最高額 | |
合計 | 81000 |
旧回線の解約に掛かる金額は参考金額です。
下記リンクから申し込んだ場合のシミュレーションです。
キャッシュバック額に関しては条件を満たしている必要があるので、詳しくは下記サイトにかかれている電話番号に問い合わせてください。
月々の支払金額
auひかりホーム(一戸建て):5100円
auひかりマンション(集合住宅):3800円
プロバイダーは何を選べばいい?
プロバイダーは7社から選択可能。
速度重視ならSo-netがおすすめ。
特にこだわりが無ければBIGLOBEもアリ。
契約プランについて
5Gbps、10Gbps対応地域であれば5Gbpsがおすすめ。
※10Gbpsは家庭で使うには速すぎる上に、料金が1Gbpsや5Gbpsよりも高くなるため
1Gbpsプランと5Gbpsプランの差額は無いため、対応地域であればとりあえず5Gbpsを選んでおけばいいかと思います。
契約の際には電話サービスも同時に申し込んだ方がお得です。
電話サービスを申し込まないと初期費用相当額割引の割引額が下がってしまうので、申し込んでおきましょう。
開通から60ヶ月は無料で利用できるので、費用はかかりません。
更新月と引っ越しについて
auひかりは3年契約です。
ですが、工事費は60回分割で請求されるので、工事費を考えると最低でも5年間は契約する必要があります。
5年で解約すると違約金が掛かるので、違約金もなくキレイに解約できるのは6年目ということになります。
6年間も同じ回線を使い続けるかという以前に、6年も同じ場所に住んでいるかという問題もありますが、引越し先がauひかりの使える地域であれば工事費等はかからないとのことです。
もしも、auひかりから6年以内に回線を切り替えたい場合は、キャッシュバックがあるプロバイダーを選ぶことで実質無料で切り替えることが出来ると考えれば、それほど悩むことではない事なのかなと思います。
オプションサービス
オプションも豊富なので、使いたいものがあればつけるのもアリ。
金額は他のプロバイダーとそんなに変わらないイメージです。
テレビサービス
月額634円~
有料放送チャンネルをネット回線経由で見ることが出来るサービス。
auひかりのネット回線を使うため、追加の工事等は不要。
無線LANサービス
月額500円(auスマートバリュー適用で永年無料)
無線LANルーターを貸出できるサービス。
auスマートバリューを適用している場合は永年無料で利用可能。
ネット回線を使うのに必要なモデルのに内蔵されているため、追加の工事等は不要。
電話サービス
月額500円(開通から60ヶ月は無料)
auひかりのネット回線を利用するため、追加の工事等は不要。
スマホにアプリを入れることで、スマホを固定電話代わりに使うことも出来る。
通話料も8円/3分とかなりお得。
セキュリティーサービス
月額380円~(BIGLOBEは利用から2ヶ月無料、So-netは利用から24ヶ月無料)
スマホ、タブレット、パソコンなどにセキュリティー対策ソフトを導入することが出来る。
プロバイダーにBIGLOBEかSo-netを選択すると利用可能。
出張サポート
2000円/回
インターネットに関する設定を代行してくれるサービス。
一度に3台まで設定してくれる。
まとめ
とりあえずは速くて満足
auひかりに乗り換えてからは回線が遅いと感じることはなくなりました。
とりあえずは満足です。
今後、速度が落ちないことを祈りつつ使っていきたいと思います。
回線の切り替えって面倒だと思ってた
固定回線の切り替えというと工事とかが面倒で、お金もいっぱいかかると思い込んでいましたが、実際はすごく簡単でした。
家の回線が遅いと感じる人は回線を切り替えるのもありですね。
意外と簡単に切り替えることが出来ますよ!
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