以前にも劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -DC-を記事に書いたのですが、今回はその続編である劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -Cadenza-を見てきたのでその感想を・・・
今更感しか無いですけどね・・・
この記事はDC、及びCadenzaのネタバレを含みます
まだ見てない人は見ないことをおすすめします
1. 前作のおさらい
内容的はほぼアニメの総集編
3分の2くらいはアニメの総集編って感じでした
アニメの映像が短くまとめられて、群像やイオナによるナレーションが入っていました
新しい部分はアニメの前後の話が少しだけ
アニメの前
アニメではイオナが群像の学校へ潜入するところから始まりますが映画ではその前の話が収録されています
イオナは大戦後、霧から離れ横須賀港へと向かいました
その後横須賀港で海上自衛隊に拿捕されました
アニメの後
アニメでは群像たちが新兵器「振動弾頭」をアメリカに届けたところで終わっていました
アメリカに振動弾頭を渡した後
蒔絵、ハルナ、キリシマはアメリカ政府の監視下に
群像たちは次の目的地へと出発します
その後アメリカは振動弾頭を量産、霧に対しての試験運用を実施
振動弾頭は無事に霧を撃沈、人類は霧への対抗手段を得ました
その直後・・・
使用した振動弾頭以外の振動弾頭がすべてロックされ、使用不可に・・・
群像は霧との共存を目指していた為、振動弾頭は抑止力として一度行使すればそれで十分と考え、オリジナルの振動弾頭に細工を施していました
そのまま量産してしまった為、ブラックボックス内に仕込まれた細工に気づかずにすべての振動弾頭がロックされました
そして群像達は世界中から追われる身に・・・
その頃群像達は…
総旗艦ヤマトへの接触を試みるためにヤマト直属部隊であった諜報班、伊400、伊402のユニオンコアを回収しヒュウガに解析を依頼したところで謎の霧の艦隊に襲撃されます
霧の生徒会と名乗る艦隊との激戦の末になんとか撃退しましたが・・・
戦闘終了直後に全世界の回線を電波ジャックし総旗艦ヤマトからの人類への降伏勧告がなされます
そのヤマトというが、群像の父翔像だったのです
2. 今作の-Cadenza-
-DC-の後が描かれている
CadenzaではDCの降伏勧告の後が描かれています
降伏勧告後に群像たちは総旗艦ヤマトこと翔像への接触を試みます
ヤマトは北極海を哨戒して居るとの情報を元に北上し続け、ヤマトに辿り着くが出来ます
その途中ロシア?で補給中にイオナがムサシと接触、霧としての全機能を失います
その後しばらくイオナの霧としての機能が全停止、航行はできるものの普通の潜水艦と変わらない性能になってしまいます
そんな中霧の生徒会こと遊撃部隊に襲撃されピンチに・・・
まぁその後にいろいろあってムサシを撃沈することが出来、人類は救われたのでした・・・
今までの謎が解ける!
イオナ、群像の父「翔像」、ヤマトの存在、霧のアドミラリティコード等の今まで謎に包まれていた部分が全部このCadenzaでわかります
なぜイオナが人類の味方になったか
これはヤマトの意思に寄るものです
ヤマトは霧との戦闘で敗れた際に人類最後の希望としてヤマト直属であった伊400、伊401、伊402の3隻の潜水艦の1隻、伊401に人類の味方をするようにアドミラリティコードを与えました
これにより、イオナは横須賀港に入港し抵抗することなく拿捕されます
イオナの異常な演算能力
アニメ中でも何度も言われていますが、「なぜ潜水艦が超重力砲を・・!?」というところですね
実際潜水艦は演算能力が低く、通常であれば超重力砲を制御することは不可能です
ですがイオナは超重力砲を制御することが出来ます
さらにイオナは特別な個体とみんな言っていました
この謎についてもCadenzaで真相が明らかになります
こちらはアニメのOPに一瞬出てくるスペック表です
ここでMental Modelという項目にDualCore G-I x1となっています
こちらはタカオのスペック表です
CPUはSingleCore G-I (OTOME Plug-in) x 1となっています
アニメ中でもヒュウガがタカオに言っていた「乙女プラグイン」しっかりを実装していますね
こちらは大戦艦級キリシマのスペック表です
CPUはSingleCore G-I x 1となっています
ってこの美人誰でしたっけ・・・?こんな美人アニメに出てました・・・?
つまりはイオナは潜水艦でありながら、戦艦よりもコア数が多く「デュアルコア」ということになります
なぜイオナはデュアルコアなのか・・・
イオナはヤマトが敗れた際にアドミラリティコードと共にヤマトのコアを受け継いでいます
その為イオナは特別で、演算能力が非常に高く超重力砲を扱うことが出来るのです
という設定ですが・・・
伊400と伊402もデュアルコアなんですよねぇ・・・・
これは設定ミスですかね?
それともコアの性能が違いすぎるとか・・・?
もしそうならコアの種類を変えて欲しかったですね
ただイオナはエンジンスペックが伊400と伊402とは大きく異なります
その辺りを見ると特別だと言えるかもしれないですね
群像の父 翔像の正体
結果から言いましょう
翔像は既に死亡しています
というのも翔像は霧と共生の道を歩もうとしたらしいです
海戦後にムサシとヤマトに接触し、霧との意思疎通を図りました
ムサシとヤマトは心を開き、翔像を徐々に受け入れていきました
ですがその後、霧との行動中にクルーによって殺害されました
その様子を見ていたムサシは人類は信じられない、と疑心暗鬼になりました
その後誰も信じられないムサシはナノマテリアルで翔像のダミーを形成、翔像のダミーをヤマトとし総旗艦を続けていました
つまり降伏勧告をした翔像は翔像ではないという事になります
ではヤマトは?
超戦艦ヤマトはムサシとの対立により、撃沈されました
ヤマトは翔像が殺されてもなお、人類と共生の道を歩もうとしましたが、ムサシはそれに反対し対立しました
その後争いに発展し、その結果ヤマトは敗れます
つまりは撃沈されます
撃沈される寸前にイオナにコアとアドミラリティコードを渡したという訳です
撃沈されたものの、ヤマトはムサシを恨んではいません
ヤマトはムサシを、姉妹を傷つけたくなかったのです
霧のアドミラリティコード
霧のアドミラリティコードと言うのは最上位命令
人間で言うところの「無意識、生理的欲求、本能」そういうものですね
それが海域を封鎖し、人類の航路を断つという命令なのです
この理由ははっきりとは汲み取れませんでした・・・
国語力のなさがバレてしまう・・・
Cadenzaでは最後にイオナがヤマトの力を借りて、ムサシを撃沈し最後となるアドミラリティコードを発行します
それが
「各自自分で考えて行動せよ」
と言うのものでした
そして霧は自由になりました
3. 感想
とりあえずすっきり
アニメや映画第1弾でのモヤモヤがCadenzaで全て解消されます
とりあえず全ての辻褄は合わせられてますかね・・・?
新ストーリーのみだったので今回は大満足ですね
前回は3分の2くらいはアニメの総集編でしたからね・・・
原作とは全く違う
映画を見た後に原作を読み始めたのですが、原作とは全く違いますね
アニメでは霧に対抗出来る手段は霧であるイオナと振動弾頭のみとなっていますが、原作では人類が作った最新鋭潜水艦「白鯨」も活躍しています
直接的に霧を撃沈したわけではないですが、イオナと連携してイオナからもらった侵蝕魚雷を使って霧を撃沈していたりします
アニメと原作が違うのはよくあることですが、結構ストーリーが変わってきますね・・・
まぁでも自分はどっちも好きですね!
皆さん良ければ原作を読んでみてください
EDが良い曲だった!
個人的なことですが映画のエンディング曲が非常に良かったです
DCのオープニング曲とエンディング曲を好きですねぇ・・・
劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -DC- オープニング曲 Blue Snow / Trident
劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -DC- エンディング曲 / nano
劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -Cadenza- エンディング曲 Blue Destiny / Trident
BGMも良い曲が多いのでおすすめです
今回はここまでです
ではまた!
コメント
最近ブルーレイを見たんですが、この劇場版の後半のストーリーが完全な新作であることを望んでいます。多分そうだと思う。じゃないと、今後の原作が全然面白くなくなってしまいますもんね。今後原作が劇場版のストーリーを微塵もなぞってないストーリーを紡ぎ出す事を祈って・・・w