最近書きたいことがあるけどなかなか時間がないtomokinです
実はXperiaアンバサダーの大阪回に当選し、行ってきましたのでそのレポートです
※今回はすべてのスライドを使用しているのでかなり長い記事なりました
Xperiaアンバサダー
今回も夕方からの開催
以前のXperia Z5のアンバサダーから1日を通してのアンバサダーではなく、夕方からの短いアンバサダーに変わったのですが、今回もその形でした
参加者の中には社会人の方も居らっしゃるのでそういった方でも参加しやすいように配慮だそうです
開発者プレゼン
恒例の自慢話から
まずは毎回恒例の自慢話です
自慢話ですが正直Z4の頃からずっとこの自慢を出来るのはすごいことですよね!
Z3、Z4、Z5とずっとAndroidスマートフォンシェア1位を保っているらしいです
Xシリーズのコンセプト
Xシリーズではユーザーの生活と馴染んで使えるというところを大事にして開発されたようです
Zシリーズでは「SONYの技術を集めた、SONYの集大成」だったのに対してXシリーズでは「ユーザー目線で考えられた、使いやすいXperia」を目指しているようです
「あなたの手の中に」 「あなたの生活の中に」
ユーザーの手の中、生活の中に馴染むデザイン、スペックに仕上げられているようです
デザイン
続いてデザインの話です
Unified Designと名付けられたデザインに対するこだわりが詰まったデザインとなっています
ちなみにUnifiedってなんだろうと思ってググってみると「統一された」という意味だそうです
Unified forum
Xシリーズでは全体的に丸みを帯びたデザインとなっており、ディスプレイ側も端がラウンドしている2.5Dガラスを採用
背面にはメタル素材を使用し、放熱性を高めつつデザインにもこだわりました
Unified color
今までとはカラーバリエーションも少し変わり、女性でも持ちやすい可愛い色が追加されました
Lime(ライム)をイメージした「Lime Gold」とRose(バラ)をイメージした「Rose Gold」が追加となりました
カラバリは全部で4色でWhite、Graphite Black、Lime Gold、Rose Goldとなります
また先ほどの端末の画像を見て気づいている方も居らっしゃるかもしれませんが、なんとガラス側にも色がついているのです
普通はガラス側は黒か白くらいしかないですがSONYさんの最近技術によってガラス側まで色を付けることが出来るようになったらしいです
デザインにこだわるあまり、今までにないものを生み出してしまうのは流石は「国内大手スマホメーカー」という風に思わせますね
Unified UI
またシステムのUIも今までのXperiaから少し違った雰囲気が漂っています
これもUnified(統一された)デザインの内の1つです
見かけだけはなく、UIに「統一性」を持たせたらしいです
Mechanics
続いてメカニック的な部分のプレゼンです
今回のXperia X Performanceでは放熱性に優れたアルミニウム製の背面パネルを採用しています
背面の加工は「ヘアライン加工」(Black/White)と「サンドブラスト加工」(Lime/Rose)の2種類となります
Zシリーズでは少し角ばった感じだったXperiaですが、Xperia X Performanceではあまり角が出ない感じの仕上がりになっています
また、今まで難しかったアルミの曲面加工を頑張ったらしいです
本体側面のディスプレイとバックパネルとつないでいる部分は以前のXperiaとは違い、コの字の部品を使用し、繋ぎ目部分を2箇所に抑えたそうです
これには理由があり、背面がアルミなのでアンテナを搭載する場所を確保できなかったらしいのですがこのサイドパネルにアンテナを内蔵することで解決したそうです
その為アンテナの距離を稼ぐという意味でこのような技術を使用しているようです
System
続いて内部のシステム的なプレゼンです
Xperia X Performanceでは爆熱でお馴染みのXperia Z4、Z5に積まれていたSnapdragon S810を廃止し、後継の最新鋭CPU「Snapdragon 820」を搭載しています
それによりXperia Z5比でCPU性能が約2倍、GPU性能が約1.4倍となっています
また通信速度も上昇し、モバイル通信時の通信速度(理論値)225Mbpsから375Mbpsへと大幅にアップしています
その他にもDPS処理能力アップによりVoLTE HD+への対応もなされたようです
画像左:パワフルプロ野球(パワプロ)でのスクロールテストではレスポンスが約半分の時間になった
画像右上:Gameloft社 Asphalt8 Airborneでは起動速度が多少アップ
画像右下:Googleマップではフレーム落ち(コマ落ち)が発生回数が少なくなった
CPUの性能が上がったのはもちろんですが体感にも大きな差が出ています
画像左上:Xperia Z5比較での全体的な電池消費量
画像左下:CPUの制御を処理の負荷によって切り替えるチューニング
画像右:Xperia Z5との電池消費量比較(処理別)
SONYのチューニングによって処理の負荷によってCPUの制御を変えることで電池持ちをXperia Z5よりもさらに電池持ちが良くなったらしいです
さらに充電される時刻を解析し、朝起きた時に丁度充電が終わる様にチューニングされている様です
充電アルゴリズムを大幅に改善、今までの充電アルゴリズムは一定の電流で充電していたのに対してXperia X Performanceではバッテリーからのフィードバックを元に充電アルゴリズムを改善し、今までの約2倍のバッテリー寿命を実現したようです
※ここで言うバッテリ寿命はバッテリー自体の寿命であり、バッテリーの持ちではありません
Xperia Z4、Z5で言われていた爆熱問題に関してはSONYの方でも確認しており、更に対策を施したとのこと
具体的には今までの放熱処理に加えて、背面部と画面部にGraphite sheet(グラファイトシート)を追加、内部に銅板を追加などの放熱処理を加えています
確かに使っていて熱くて火傷しそうというほどの高温になりません
USB検知システムが一新、今までUSBを使用する際には通知メニューから「USB機器の検出」をONにしなければいけませんでしたが、これからはその必要はないそうです
カメラ
バックカメラ
今度はカメラの話です
なんとαシリーズの開発に携わっていた方がプレゼンしてくださいました
※α(アルファ)シリーズとは・・・SONYのミラーレス一眼、一眼カメラのブランド名
Xperia X Performanceではαシリーズで培った技術が使用されているとのこと
スリープ状態からシャッタボタン長押しで起動と同時に静止画または動画を撮影できるとのこと
さらに撮影までのタイミングは非常に早く、起動状態から撮るのとほぼ変わりない速度で撮ることが出来るようです
カメラ画面からアルバムへの以降もスムーズで取った写真をすぐにSNSへ共有したりする際にストレスが少なく操作できるようです
更にXperia X Performanceのカメラでは3つの特徴があります
αシリーズで培ったHybrid AF(ハイブリッド オートフォーカス)を搭載しています
これはXperia Z5より搭載されています
先読みオートフォーカスもXperia Z5より搭載されています
以前のXperiaアンバサダーでXperia Z5は触ったことがあるのでこの凄さは体験済みです
非常に早く、ピントがピタッと合うのですごく気持ちいいです!
Hybrid AFと先読みオートフォーカスに加えてXperia X Performanceでは動きの予想まで出来るようになりました
カメラはシャッターを押しても実際に撮影されるまでは少しのタイムラグがあります
そのタイムラグを計算し、フォーカスを合わせてくれるのがこの技術です
これにより、迫ってくる被写体に強くなったそうです
その例としてこの写真をご覧ください
これは向こう側から走ってきた人の服を拡大した写真ですが、左は少しぼやけたような感じになっていますが右は左寄りはピントがあっているように見えますよね?
これが先読みオートフォーカスの実力だそうです
さらにこの先読みオートフォーカスに加えてフォーカススピードもかなり早いので動いてる被写体のシャッターチャンスを逃すことも非常に少なくなっています!
フロントカメラ(インカメラ)
フロントカメラ(インカメラ)も更に進化、Xperia Z4では自撮りブームに合わせて510万画素にスペックアップ、さらにXperia Z5では少し落ちて500万画素となりましたがこれでも自撮りには十分な威力を発揮する高解像度なカメラとなっていました
Xperia X Performanceではさらにインカメラが強化されました!
センサーサイズが大きくなり、暗所に強く、より解像感のある画像が撮れるようになりました
画素数もZ4、Z5に比べて多く進化し、1300万画素の高解像度カメラとなりました
こちらの写真はXperia Z5とXperia X Performance、他社のスマホを比べた写真です
Xperia Z5や他社スマホの500万画素と比べると真ん中のXperia X Performanceはリボンや眼の周辺の解像感が違いますね
眼は少しわかりにくいですがリボンはわかりやすいですね!
最高ISO感度が3200から6400へとアップし、暗い場所でも明るく撮ることが出来ます
またSONY独自の複数枚の写真を撮影し合成することで、ノイズを軽減する機能も搭載されています
この機能を搭載することでこれだけノイズを削減することが出来たそうです
ノイズ軽減技術とISO感度上昇のおかげで暗所での性能が大幅に向上しました
他社スマホと比べても明るく撮れていることがわかりますね
カメラアプリのUIもさらに進化し、より使いやすいUIとなったようです
例えばフロントカメラ(インカメラ)への切替をカメラアプリで上からスワイプするだけで可能としたり
さらに初めてフロントカメラ(インカメラ)を使用する際にはカメラの場所をユーザーに通知します
人間は動いている物に視線が集中する習性があります
その習性を利用し、フロントカメラ(インカメラ)でのセルフタイマーはフロントカメラ(インカメラ)の近くに表示されることでカメラに目線があっていない現象を防止しているそうです
ディスプレイ
続いてディスプレイの話です
Xperiaお馴染みの3つの技術により、広色域、高コントラスト、高精細を実現しています
広色域
液晶技術とLED技術により広色域に!
RGBの画素の色を濃く、LEDをもっと忠実に色を再現できるようになりました
さらにSONYのテレビブランド「BRAVIA」にも使われている技術を応用し、ディスプレイの色域をさらにチューニング
静止画に向いたチューニングや動画に向いたチューニングをXperia X Performanceが自動的に選択し、静止画だろうが動画だろうがユーザーは気にすること最良の画質で見ることが出来ます
高コントラスト
黒が更に黒く、メリハリのある画質になりました
正面から見た際にはXperia Z5との差はほぼないですが、少し斜めから見ると結構違うのがわかりますね
ただ単に一定のコントラストでの表示ではなく、コントラスト感を一番感じられるパラメーターが自動選択され、ユーザーが意図することなくコントラスト感が高い表示となるようです
高精細
今までもXperia Zシリーズに搭載されていたX-Realityが更に高精度になりました
このX-Realityにより低画質な映像は失われた情報を予測、補完することで低画質な映像でもより高精細に表示することが出来ます
オーディオ
Xperiaのこだわりの1つでもある音に関しても更に進化し、今度はレコーディングまでもを視野に入れてパワーアップしています
ポイントとしては4つ
・16bit処理->24bit処理への拡大
・左右対称なマイク音孔デザイン
・ノイズリダクション技術
・バイノーラルレコーディングの改善
16bit処理->24bit処理への拡大
こちらに関しては特に説明はありませんでしたので私で説明を加えると
簡単に言うと取り扱える音楽データのデータ量が多くなったと思ってください
音楽は基本的にアナログの波形ですがそれをデジタルデータに変換したものが音楽データとなります
アナログの波形は数字では表せないのでデジタルデータ化する際にアナログの波形に近い数値に変換する事になります
bitはその変換の際のきめ細かさと考えてください
数字が大きいほどきめ細かくデジタル化できるのでアナログに近い音となります
左右対称なマイク音孔デザイン
スマートフォンのマイクは液晶側か背面かどちらかについていること多いですがこれには問題点があります
・液晶側にあると通話に有利だが、動画撮影の際に弱くなる
・背面側にあると動画撮影に有利だが、通話に弱くなる
という問題点がありました
ですがXperia X Performanceではそんな問題点を克服するためにマイクを天面と底面に配置しました
ノイズリダクション技術
SONYのハンディカムの技術を応用し、ノイズを軽減を更に強化したそうです
一般的なノイズリダクションでは音声の中からノイズと思われる部分を抜き出し、削ることでノイズを軽減していましたがこれだと原音の一部をノイズとして認識していまい、原音の一部を削ってしまうことがありました
それが今回のXperia X Performanceでは本体に搭載されたマイクのノイズ情報を保持しており、マイクにより物理的に発生するノイズを削ることが可能です
バイノーラルレコーディングの改善
Z3より搭載されているバイノーラル録音が更に進化し、耳の形状を考慮して録音するように
普段私達が聞いている音声は耳の複雑な形状で複雑に反射した音声を聞いていますが、それを再現することでさらに実際に聞いている音声に近くなったそうです
このノイズリダクション技術の進化により、特別なマイクやカメラが無くてもノイズがかなり抑えられるのでYoutuberなどにおすすめとのこと
おすすめされたのでYouTuberにでもなりたいですがあまり見てくれる人がいないので検討中です
ノイズキャンセリングの適性をグラフにするとこのような感じになるそうです
赤い線がXperia Z5、一番外の紫の線がXperia X Performanceです
その他の線は他社製品とのこと
かなりカバー範囲が広いことがわかりますね
Movie Creator
続いてMovie Creatorのプレゼンです
Movie CreatorはSONYが開発した写真から簡易的なスライドショーのような動画を自動生成するアプリです
Android4.4以降搭載のXperiaシリーズにて使える便利なアプリなのですが今回はそれがさらに進化しました
Movie Creatorは写真をただ撮るだけでXperiaが勝手に動画を生成、気に入れば保存できるというアプリです
ユーザーはお気に入りの写真を撮るだけでしばらくするとその写真を使った動画を自動で生成してくれるため、編集は不要、もはや何もする必要がないのです!
(もちろん写真を選んで手動での生成も可能です)
またこのMovie Creatorで自動的に生成されたムービーはまだ動画形式になっておらず、勝手に内部容量を食う心配もないため、とりあえず使っておいて損はなさそうですね
そのMovie Creatorがアップデートされ、更に便利になりました
Facebookと連携し、Facebookのイベントカードに投稿された写真を使用し、簡単にムービーを作り、共有することが可能となりました
さらに写真が出る際にユーザーの名前とアイコンが表示されるようになっており、誰がとった写真かもわかりやすくなっています
タッチアンドトライ
進化した液晶画面の比較