前回の記事ではファーストインプレッションとして開封と機能紹介をしました。
今回は実際に写真を撮影してきたので、作例をお見せします!
作例だけ見たいという人は写真作例から読んでください。
カメラスペックの違い
カメラスペックをPixel 4 / 4 XL と Pixel 3 / 3 XL と Pixel 3a / 3a XLで比べてみました。
Pixel 4 / 4 XL | Pixel 3 / 3 XL | Pixel 3a / 3a XL | |
画像処理チップ | Pixel Neural Core | Pixel Visual Core | なし |
アウトカメラ | 1220万画素 F1.7 標準カメラ 1600万画素 F2.4 望遠カメラ |
1220万画素 F1.8 標準カメラ | 1220万画素 F1.8 標準カメラ |
インカメラ | 800万画素 F2.0 広角カメラ | 800万画素 F1.8 広角カメラ 800万画素 F2.2 超広角カメラ |
800万画素 F2.0 広角カメラ |
アウトカメラの違い
Pixel 3 / 3 XLとPixel 3a / 3a XLではシングルでしたが、Pixel 4ではデュアルに変更となりました。
Pixel 3とほぼ同じスペックの標準カメラに加えて、2倍の望遠レンズを搭載することで、ズーム時の画質やポートレートの精度が上昇しました。
標準カメラはF1.8からF1.7と若干明るいレンズへと変更されているようですが、明るくなったという印象は受けませんでした。
正直、あんまりそこの違いはわかりませんでした。
Pixel標準のカメラアプリ「Googleカメラ」ではズーム倍率が表示されるようになりましたが、ユーザーが標準と望遠レンズを選ぶことはできません。
インカメラの違い
Pixel 3 / 3 XLではデュアルでしたが、Pixel 4ではシングルに変更となりました。
Pixel 3では広角と超広角の組み合わせで「超広角を使えば数人での記念撮影でも画角が広いのでバッチリ写りますよ!」といったものでした。
Pixel 4ではシングルになり「画角は狭くなったのでは?」と思っていたのですが、実際はほぼ変わりませんでした。
気になって調べてみたのですが、Pixel 3では28mm広角と19mm超広角のデュアル構成だったのですが、Pixel 4では22mm広角のシングル構成となっており、Pixel 3の超広角よりちょっと狭いぐらいの画角となりました。
画角に関してはPixel 3の超広角よりも狭くなりましたが、F値は2.2から2.0へと変更されているので、「画角がちょっと狭くなった代わりに少し明るく写るようになった」という感じですね。
写真作例
ということでお待ちかねの写真作例です。
今回はPixel 3 XLとPixel 4で撮影を行いました。
飯テロカメラとしては一歩前進
Pixel 4の方が色鮮やかで、より美味しそうに撮れています。
全体的に明るく撮れています。
ズーム撮影は望遠レンズとAIでさらにくっきり、遠くの文字も読める
等倍での写りはそれほど変わりません。
ズームした画像で比べると真ん中の「みなみふなばし」の文字がPixel 4のほうがくっきりしているのがわかると思います。
ズームしたものを更にトリミングして切り出したのがこちら。
Pixel 4では下の方に書いてある「JE 11」という文字もしっかりと見えますが、Pixel 3 XLだと11は読めるものの、JEは潰れてよく見えません。
ズーム撮影に関しては望遠レンズとAIでPixel 3 XLよりもさらにくっきりしました。
特に文字がわかりやすく、Pixel 3 XLでは読めなかった小さめの文字も読めるようになったりとかなりの性能アップを感じました。
ですが、文字以外に対しての効果は微妙でした。
試しに遠くに泳いでるカモ?のような鳥を撮ってみましたが、言われればPixel 4のほうが鮮明かな・・・?というレベル。
Pixel 3 XLの時点で超解像ズームの性能が十分に高かったせいでしょうか、被写体によってはPixel 4の望遠レンズの恩恵を感じられないことも。
夜間のズームでは差を結構感じるが、Pixel 3でも十分かも?
等倍ではそれほど大きな差はありません。
ズームするとPixel 4の方がくっきりと読みやすい画像になっています。
次は中野駅です。
こちらも等倍では大きな差は無いですね。
「中野駅」の部分をズームして撮ってみるとPixel 4のほうが、若干ですがくっきりしています。
こうして並べてみると些細な差にも気づきますが、どちらかだけを使っていれば正直気にならないレベルですね。
こちらは駅反対側にある広告を撮っている例です。
等倍では大きな違いは無いです。
ズームするとPixel 4の方が画質がいいですね。
Pixel 3 XLは読めなくはないですが、電話番号などの小さな文字が見にくい印象です。
Pixel 4なら電話番号もバッチリ魅せるので、免許を取ることができそうです。
星空モードへの切り替えは自動のみ
発表会でもアピールされていた4分間撮影することで星空をキレイに撮ることができるモードですが、ユーザーが意図的に切り替えることはできない様です。
試しに夜空にカメラを向けてみましたが、筆者の住む場所は街頭などで明るすぎるのか夜景モードへの切り替えすら提案されませんでした。
調べてみると、星空モードは夜景モード時に三脚に固定するなどして動かさないと自動で切り切り替わるようです。
星空モードを使える場面はかなり限定的な気がしますね・・・。
あとからのピント合わせもかなり実用的に
Pixel 3の時点でポートレートモードで撮影した写真はあとからピントの調節が可能でしたが、シングルカメラだと限度があるのかピント合わせがしっかりと出来ないことも。
Pixel 4では被写界深度をしっかりと認識されているイメージです。
まとめ
今回の比較でわかったのは、着実に進化しているが、すぐに買い換えるほどではないという感じですね。
まだまだ日本では使えない機能が多いので、Pixel 3 XLなんかの比較的新しい端末を使っている人は買い換えるべきではないですね。
Pixel 3 XLに望遠レンズが追加され、画質は確かに上がっていますが、それでもすぐに買い換えるほどじゃないですね。
これが来年の春以降にどう化けるのか・・・。
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