皆さん写真は撮りますか?
私は普段からブログのレビュー記事用の写真ばかり撮っているので、皆さんが普段撮る写真とは方向性が違うかもしれません。
今回は、これからのシーズンにぴったりなアクションカメラのレビューです!
アクションカメラとは?
アクションカメラとはウェアラブルカメラの別名で、身体に固定して使う小型のビデオカメラを指します。
スポーツ、旅行などで使うのに適しており、臨場感のあるダイナミックな映像を撮ることができます。
最近では、高校生の間でGoProというアクションカメラが流行ったりと、最近流行りのカメラです。
よくTV番組で芸人とかがバンジージャンプや、ジェットコースターをする時に顔を撮っているやつですね。
SJCAM SJ8 Pro
SJ8シリーズは他にもSJ8 Air、SJ8 Plusがあります。
SJ8 Airは1080P 60fpsまで、SJ8 Plusは4K 30fpsまで記録可能となっています。
それぞれ本体のみのシンプルなセットと、フルセットが存在しますが、価格差は数千円なので、よっぽど理由がない限りはフルセットおすすめします。
今回は最上位モデルSJ8 Pro フルセットをSJCAMさんからご提供いただきました。
外観
外箱です。
カメラ本体のみのエディションよりも大きな箱に入っています。
ちなみにカメラ本体のみのエディションはこのような箱に入っています。
外箱にはでかでかと4K 60FPSと表記されています。
他にはH22というチップを使っていることや、12MPのSONY製センサーを使用していること、EIS(電子手ぶれ補正)対応、エンコードはH264とH265対応、USB Type-C搭載などがひと目で分かります。
英語はあまり読めないですが、大体のスペックが読み取れます。
イメージセンサーにはSONYのIMX377を採用、これはNexus 5XやNexus 6Pに搭載されているものと同じセンサーです。
Nexus 6Pのカメラ画質は非常に気に入っていたので、期待が高まります。
Nexus 5Xと、Nexus 6Pのカメラ作例はこちらです。
Nexus 6P カメラギャラリー
Nexus 5X カメラギャラリー
レンズは170°の超広角レンズを採用、対応するビデオ解像度は4K 60/30fps,1080P 120/60/30fpsと記載されています。
実際は720Pにも対応しています。
ビデオフォーマットはMP4なので、編集ソフトに読み込むときなども変換などがいらず、便利です。
バッテリーは1200mAhと大容量で、4K60fpsで約90分撮影することができます。
側面にはSJCAMの正規品であることをチェックするためにチェックできるURLとシリアルナンバーが印字されているシールが貼られています。
“SCRATCH AND CHECK”と書かれている銀シールを、硬貨で削ることでシリアルナンバーが見れるようになるので、手元に届いたらまずは、SJCAM公式サイトから正規品かをチェックするといいと思います。
正規品かどうかをチェックできるような仕組みがあるということは、偽物が出回っているのでしょうか・・・?
GoProもそうですが、偽物が作られるくらい人気で、高品質な製品という証かもしれませんね。
中華製とは言えども侮れません。
これが本体です。
SJCAMのロゴとSJ8 Proと印字されており、ひと目でモデルがわかります。
最近のGoProは、「HERO5とHERO6の見分けがつかない」という声も聞きますが、SJ8シリーズに関してはモデルがわからなくなるということはなさそうです。
本体底面には三脚穴が搭載されており、ハウジングなどのアタッチメントをつけることなく、三脚に固定できます。
GoPro HERO6は本体の三脚穴が搭載されていないので、三脚に固定するにはアタッチメントを装着する必要があるので、その点はGoProよりも便利ですね!
さらに、三脚穴の位置もレンズと同軸上にあるため、扱いやすく実用性は高いです。
ボタンは電源とシャッターのみとかなりシンプルです。
その他の操作は、すべてタッチパネルで可能です。
本体側面のカバーを取ると、USB Type-C端子が搭載されています。
私が今使っているほぼ全ての端末がType-Cなので、SJ8 Pro用に別のケーブルを持ち運ぶ必要がなく、非常に便利ですね。
といってもモバイルルーターがMicroUSBなので、そのせいで未だにMicroUSBケーブルを持ち歩いていますが・・・
結果的に、Type-CとLightningとMicroUSBを持ち歩く羽目に・・・
MicroSDカードとバッテリーは底面から挿入します。
MicroSDカードは最大128GBまで対応しており、容量不足に悩まされることはなさそうです。
撮影時はこの様に表示されます。
タッチパネルで様々な操作が可能です。
レンズ側にも小さな液晶画面が搭載されており、撮影モードや撮影可能時間、MicroSDの残容量、バッテリ残量などが表示されています。
自撮りメインのYouTuberなどには嬉しい機能ですね。
フルセットの付属品はかなり多く、マウントなどが数種類付属しています。
写真には写っていませんが、ハウジングを装着することで水深30mまで撮影可能となります。
ハウジング装着時でもタッチ操作が可能になる操作パネルも、付属しているので、水中で設定の変更などができます。
付属品は充実しているのは非常に良いですね。
アクションカメラは広角レンズを採用しており、どうしてもレンズが出っ張ってしまうんですが、SJ8シリーズのフルセットにはシリコン製のレンズキャップが付属しているのは嬉しいポイントです。
SJ8 Proには専用ケースなどはついていないので、こういったレンズを保護するキャップがあれば、本体だけを手軽に持ち歩くことができます。
レンズキャップが付属していなかったら、持ち歩く際は必ずハウジングに入れる必要があり、めんどくさくないですね・・・
スペック
SJ8 Air | SJ8 Plus | SJ8 Pro | |
チップセット | Novatek NT96658 | Novatek NT96683 | Ambarella H22 S85 |
イメージセンサー | Panasonic MN34112PA | SONY IMX117 | SONY IMX377 |
画素数 | 14.24 MP | 12 MP | |
フロントモニター | なし | 0.96インチ OLED | |
メインモニター | 2.33インチ IPS タッチ対応ディスプレイ | ||
視野角 | 160° | 170° | |
F値 | F 2.6 | F 2.8 | |
焦点距離 | 3.1 mm | 2.8 mm | |
ビデオ解像度 | 1296P:1728X1296 30fps 1080P:1920X1080 30fps 720P: 1280X720 30fps VGA :640×480 240fps |
4K :(3840×2160) 30fps 2.7K:(2720X1520) 60fps 1080P:(1920×1080) 120fps 720P:(1280×720) 240fps |
4K:(3840×2160)25/30/50/60fps 1440P:(1920×1440) 25/30/50/60fps 1080P:(1920×1080) 24/25/30/50/60/120fps 720P:(1280×720) 240fps |
ビデオフォーマット | MP4 (H264) | MP4 (H264/H265) | |
フォト解像度 | 14M(4320×3240 4:3) 12M (4032X3024 4:3) 10M(3648×2736 4:3) 8M(3264×2448 4:3) 5M(2595×1944 4:3) 3M(2048×1536 4:3) 2MHD (1920X1080 16:9) |
12M (4000×3000 4:3) 10M(3648×2736 4:3) 8M 16:9 (3840×2160 16:9) 8M 4:3(3264×2448 4:3) 5M(2595×1944 4:3) 3M(2048×1536 4:3) 2MHD (1920X1080 16:9) |
12MP (4000×3000 4:3) 10M(3648×2736 4:3) 8M 16:9 (3840×2160 16:9) 8M 4:3(3264×2448 4:3) 5M(2595×1944 4:3) 3M(2048×1536 4:3) 2MHD (1920X1080 16:9) |
フォトフォーマット | JPEG | JPEG/RAW | |
Wi-Fi | 2.4GHz | 2.4GHz/5GHz (802.11 a/b/g/n) | |
ジャイロセンサー | なし | 3軸ジャイロセンサー | 6軸ジャイロセンサー |
EIS(電子手ぶれ補正) | あり | あり | |
デジタルズーム | あり(8倍) | ||
稼働時間 | 1080P/30fps録画時 130分(Wi-Fi OFF, 画面消灯) | 4K/30fps録画時 100分(Wi-Fi OFF, 画面消灯) | 4K/60fps録画時 90分(Wi-Fi OFF, 画面消灯) |
バッテリー容量 | 1200mA | ||
重さ | 80 g | 85 g | |
サイズ | 62.5 mm * 41 mm * 28.8 mm | ||
対応ストレージ | MicroSDカード 32GB, 64GB, 128GB |
SJ8シリーズは搭載するセンサー、CPUなどがすべて違うため、お財布に余裕があれば、最上位モデルSJ8 Proを買うことをおすすめします。
SJ8 Proは4K 60fpsで記録可能なだけではなく、手ぶれ補正も優秀で、歩く時の振動などをかなり軽減できます。
撮影動画例
実際にSJ8 Proで撮影した動画です。
夜と朝にそれぞれ撮影したのですが、値段の割には綺麗に写っています。
黒つぶれ、白飛びも少なく、見やすい画質になっているので、GoProと画質や色味はもちろん違ってきますが、合格点かなと感じました。
ちなみに動画では手ぶれ補正がOFFになっています。
手ぶれ補正ONの時の動画は現在編集中で、完成し次第YouTubeにアップするので、気になる方は是非ともチャンネル登録お願いします。
アプリで簡単にアップデート可能なのも良い
Wi-Fiで本体と接続し、専用アプリから様々な操作をすることができます。
解像度の変更や撮影モードの変更はもちろん、本体のアップデートも可能です。
本体とはWi-Fi Direct接続で、アクセスポイントモードではないため、スマホと本体をWi-Fi接続して、操作しながらインターネット接続も可能となっています。
外で撮影した写真をスマホに転送して、そのままSNSに投稿することも可能です!
専用アプリはこちら
[appbox googleplay org.jght.sjcam.zone]
[appbox appstore 991679682]
GoPro規格に対応している
中華アクションカムあるあるなのですが、GoPro規格に対応しているので、GoProのアタッチメントがほぼ全て使えます。
AmazonでGoProと互換性のあるアタッチメントセットなどを数千円で購入可能なので、そういったものを購入すれば簡単にアタッチメントを増やすことができます。
なんだかんだ言ってもアクションカメラ最大手はGoProなので、GoPro規格のアタッチメントを使うことができるのは便利ですねー。
純正品が安いのも特徴
アクションカメラをガッツリ使う人であれば欲しいのが、替えのバッテリーやバッテリーチャージャーですよね。
GoProで純正品と言うとかなり高額になるのですが、SJCAMは純正品でもたったの2000円程度でバッテリー2つと充電器が手に入ります。
オリジナルsjcam sj8バッテリー(2ピース電池+デュアル充電器) 1200 mah充電式リチウムイオンバッテリー用sjcam sj8アクションカメラ – AliExpress
本体を充電しながらの撮影も対応しているので、替えのバッテリーなしでも結構使えるのですが、替えのバッテリーがあったほうが便利ですよね!
Amazonでも結構安く売っているので、海外通販が怖い人はAmazonで購入するのもありですね。
バッテリーの他にも外部マイクや、リモコンなども売っています。
外部マイクを接続すれば、強風下でもクリアに録音することができるので、外で自分撮りをする人には便利かもしれないですね。
4K 60fps撮影時は注意が必要
4K 60fpsで撮影する時は、MicroSDカードにも注意が必要です。
家に余っていたMicroSDカードを使って、4K 60fpsで撮影しようとするとこんなアラートが・・・
まじで言うてる?
入れてるのUHS-1対応やぞ… pic.twitter.com/za5phckNSK— tomokin966 (@tomokin966) 2018年5月21日
UHS-1対応で書き込み速度が40MB/sほど出る、かなり高速なMicroSDカードを使っていたのにも関わらず、速度が遅すぎると表示されました。
後日、Samsungの更に高速なMicroSDカードを購入し、使っています。
このMicroSDカードは書き込み速度が90MB/sほど出るので、4K 60fpsの撮影でもエラーは出ませんでした。
4K 60fpsでの撮影をメインにしたい人は、MicroSDカードの書き込み速度にも注意が必要です。
まとめ
台数が欲しい時はこっちもあり
「アクションカメラを複数台ほしいけど、GoProは高すぎて予算をオーバーしてしまう」というニーズにはぴったりかもしれませんね。
実際GoProを2台買うと10万円ほど掛かってしまいますが、SJ8 Proであれば6万円ほどで購入可能です。
ほぼ半額で購入できるため、これからYouTubeを始める人や、家族旅行で人数分欲しいときなんかは便利かもしれません。
画質も思ったよりも良かった
以前に中華アクションカメラで撮影した際は、画質があまり良くなく、「まぁ中華アクションカメラってこんなものなのか・・・」とがっかりしたのですが、SJCAM SJ8 Proアクションカメラとして考えると十分な画質だと感じました。
以前に使っていたNexus 6PやNexus 5Xと同じイメージセンサーを搭載しているということもあってか、アクションカメラの映像というよりかは、スマホやコンパクトデジカメの映像という風な印象を受けました。
技術は日々進歩しているんですね・・・(しみじみ)
皆さんも「アクションカメラ=GoPro」という概念を捨てて、一度手にとって見てください。
今回はここまでです。
ではまた!
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