フォントに困ったことはありませんか?今回は自作フォントの作り方をご紹介します。
初めまして、tomokinのkanojoです。
今回はフォントづくりについての記事を書かせていただきます!
世の中にたくさんのフリーフォントが存在しますが、正直利用規約が面倒だったり、守れてるか心配になったりしてしまうんですよね。
そこで私は思いつきました。
自分で作ってしまえば、規約なんて心配しなくていい!
ということで、『PaintFont』という海外サイトを利用して、自分だけのフォントを作っていきましょう。
こちらのサイトは無料でフォントを作ることができます。
今回は『英字・ひらがな・カタカナ』対応のフォントを制作する前提で進めます。
簡単な制作手順
PaintFontでは、フォントを書く際のテンプレートをダウンロードし、書き込んだテンプレートを再度アップロードすることでフォントが完成します。
- フォントで使用する文字を追加
- 追加した文字のテンプレートをダウンロード
- テンプレートに文字を書き込む!
- 書き上げたテンプレートをPaintFontにアップロード
- フォントファイルに名前を付けたりして、フォントをダウンロード
たったこれだけ。
サイトにアクセスしよう
![サイトの画像](https://tomokin-gadget.com/wp-content/uploads/2017/01/cea009982e229e80fbe9ce28c0484566-546x357.png)
サイトの画像
PaintFontにアクセスしてください。
自作フォント作りの第一歩です!
文字の追加
“Create and download templates.”をクリックしましょう。
![収録される文字一覧](https://tomokin-gadget.com/wp-content/uploads/2017/01/2f37d71fecca2825d04af854852f46fe-546x214.png)
収録される文字一覧
“Selected characters”にある文字が、収録される文字一覧です。
この時点で英数字と少しの記号入り。
これだけでいい人はダウンロードまで進めましょう。
日本語を追加しよう
![言語の追加](https://tomokin-gadget.com/wp-content/uploads/2017/01/782eeb9f1c8dc7cbc32408babe4aeb5c-546x135.png)
言語の追加
“Predefined groups of characters”の項目から、”Japanese”のボタンを押します。
なんと、これだけ。
要らない文字は、クリックすると削除できます。
漢字に対応させない場合など、不要なら消しましょう。
また、”Remove all characters”を押せば全ての文字を消すことができます。
無い文字を追加する
先ほど追加した日本語ですが、現在は『ゎ』や『ヮ』が入っておりません!
これだと自称可愛い女の子たちが「これ超カヮィィ」などと書くことができませんね。
ご安心を、無い文字は追加すればよいのです!
![追加する文字を選択](https://tomokin-gadget.com/wp-content/uploads/2017/01/aa1d9d1c1fd2804b70ee86cbfd9c3626-546x121.png)
追加する文字を選択
“Enter additional characters”の項目に、追加したい文字を入力。
“Add characters”をクリック。
文字が追加されます!
日本語を作成する方は注目!
フォントを作成する際に、大文字のローマ字を追加しておきましょう。
追加を忘れてしまうと、日本語を打つ際にフォントが解除されてしまいます。
これは母音以外の日本語の入力字には、大文字の英字が表示されてしまうからです。
打つのが面倒な人は、下記の文をコピーして追加しましょう。
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
テンプレートのダウンロード
![テンプレートのダウンロード](https://tomokin-gadget.com/wp-content/uploads/2017/01/aec86f9722edfccd8ca269e5639c3161-546x218.png)
テンプレートのダウンロード
“Output format”から、テンプレートのファイル形式を選択します。
テンプレートに書き込むので、PNGが無難に編集しやすいかと思います。
印刷して手書き文字をスキャナーで取り込む方は、PDFを選ぶといいでしょう。
“Name for template file”は、ダウンロードするファイルの名前です。
変えなくても問題ありません。
※変更する場合、日本語は使用できません。
英数字のみ対応しているようです。
テンプレートに書き込む
![テンプレートに書き込む](https://tomokin-gadget.com/wp-content/uploads/2017/01/09be7b90bfaa5636dcb933e65227712a-546x238.png)
テンプレートに書き込む
灰色の見本の文字は、完成時には消えるので無視して書き込みましょう。
黒文字(#000000)で書きましょう。黄色や黄緑だと消えてしまいます。
赤や青で書いても、完成した文字は黒にしかなりませんよ!
キレイなフォントを作りたい方は、フォントの高さや幅を気にして書いていきましょう。
書き込みの際の注意!
書き込む前に、必ず右上にQRコードが埋め込まれているか確認しましょう。
たまに白紙でダウンロードされる時があります。
アップロードする際にエラーが起き、水の泡になってしまう前に確認しておきましょう。
書いた文字をアップロード
“Upload your completed templates.”をクリックします。
![テンプレートファイルのアップロード](https://tomokin-gadget.com/wp-content/uploads/2017/01/6d86a985c73a757c2ca0042c6730577b-546x323.png)
テンプレートファイルのアップロード
ファイルを選択をクリックして、先の工程で書いたテンプレートを選びましょう。
3つ以上ある方は、”Add another upload field.”を押して追加しましょう。
また、6つ以上の方はとりあえず5枚分で作成しましょう。後に追加方法を説明します。
※最大5つまでしか選択できません。
※PDFの場合、最大5ページしか読み取りません。
“Font name”で自分のフォントの名前を決めることができます。
フォント選ぶときに出る「MSゴシック」とか「HG創英角ポップ体」とかの名前ですね。
好きな名前を入力しましょう。英数字や空白が使えます。
※日本語を入力するとエラーが起きます。
“Font file format”で出力形式を選択できます。
好きな方を選択しましょう。
迷ったら無難にTFFを選択すれば特に問題ありません。
“Start upload”を押せば完成です!
が、オプションで作者名なども是非付けましょう。
細かいオプションを付ける
フォントの配布など考えている方は”Show advanced options”をクリックすると、オプションが付けれます。
オプションといってもお金はかかりません。無料です。
![オプションの一覧](https://tomokin-gadget.com/wp-content/uploads/2017/01/c4a06d5e886c8700ff626a877522f761-546x281.png)
オプションの一覧
“Basis font file”は別のフォントの上に自作したフォントを上書きします。
例えば、ひらがな・カタカナは自作して、漢字は別のフォントをお借りする…という場合など。
注意としては、別フォントの規約に準ずること。必ず確認しましょう。
“Font family Name”は空欄でOKです。
“Font name”と同じものが入力されます。
“Copyright notice”は著作権所有者名、あなたの名前を入力しましょう。
配布時にうっかり本名がバレたくない人は、ハンドルネームでもいいと思います。
全部できたら”Start upload”でアップロード!
エラーが起きなければ、自作フォントがダウンロードできます!
アップロードしたファイルに文字を追加
ファイル選択の時に選びきれなかったフォントがある場合、
オプションの”Basis font file”を利用することでフォントを上書きすることができます。
![フォントの追加方法](https://tomokin-gadget.com/wp-content/uploads/2017/01/26e5c8cb5dea0f5c61b09b03930fa469.png)
フォントの追加方法
まずファイル選択で追加分のテンプレートを選択します。
“Basis font file”で先ほど作った自作フォントファイルを選択し、再度アップロードします。
これを繰り返せばたくさんの言語を収録することが可能です!
まとめ
いかがだったでしょうか。
難しいソフトを覚えなくても、自分が使い慣れたソフトや方法で、簡単にフォントが作れてしまうことがPaintFontの良いところだと思います。
ただし、一度にたくさん文字を収録することは苦手そうですね。
そして海外サイトということもあるのか、書いた文字が収録されていなかったり、文字幅がおかしなことになったり、メジャーなアプリケーションに非対応だったりします。
安定してフォントが使えないところもマイナスポイントですね。
手軽にパパッとフォントを作ってみたい、フォント作りを体験してみたい・・・
そんな方におススメです!
まずPaintFontでフォント作りをしてみて、ハマった方はソフトを検討してみてもいいのではないでしょうか?
tomokinのkanojoフォントの配布
今回記事を作成する元となった、自作のフォントを配布します。
+Otehon_Onazori_Font
上記リンクをクリックするとダウンロードが始まります。
![フォントの見本画像](https://tomokin-gadget.com/wp-content/uploads/2017/01/92f39c571af6a72fc614698a0bc76c6b-546x164.png)
フォントの見本画像
利用規約
・無料でご利用いただけますが、著作権はtomokinのkanojo(@gumi6127)に帰属します。
・どんな損害が起きても、一切責任を負うことはできません。自己責任でご利用ください。
・フォントファイルの販売、再配布は禁止とします。
以上を守っていただければ何をしていただいても構いません。
今回はここまでです。
ではまた!
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