皆さんXperia使ってますか?
今現在Xperiaを使っている方の中にはXperia Z4かXperia Z5を使っている方も多いのではないでしょうか?
そんなXperia Z4、Xperia Z5では当時最新のCPU、Snapdragon 810を積んでいるために爆熱となり、「Xperiaは熱い」という印象を付けてしまった感じもします
Xperia Z5でXperia Z4以上に放熱対策を施し、温度をぐっと下げることに成功しました
そんなXperiaシリーズですが今回のXperia X PerformanceではXperia Z4、Xperia Z5からCPUが変わり、現状最強CPUでSnapdragon 820を搭載しています
「また発熱がひどいのでは・・・?」と不安になるところですよね
ということで今回はXperia最新機種であるXperia X Performanceの発熱事情についての記事です
その他のXperiaアンバサダーの記事はこちら
https://tomokin-gadget.com/?p=5730
発熱対策
Xperia Z4
Xperia Z4では比較的大型のヒートシンクとヒートパイプを使い冷却していました
ヒートシンクを本体下部まで伸ばし、本体全体で冷却しようとしたようです
Xperia Z5
Xperia Z4の失敗を改善し、ヒートシンクを2本に変更
またXperia Z4ではカメラ制御チップもかなりの発熱源になっていたのでヒートシンクをカメラまで伸ばし、全体的な放熱性能をアップ
Xperia X Performance
Xperia Z4、Xperia Z5からカメラ制御のチップセットを変更、カメラモジュールの発熱を大幅にカット
ヒートシンクはZ5と同じく2本使用し、さらに放熱性を高めるためにいたるところに放熱シート(Graphite Sheet)を使い、放熱性を高めました
温度は?
Xperia Z4
爆熱
この一言につきます
Xperiaアンバサダーでお借りした時期が夏だったということもありますがそれでも爆熱過ぎます
普通に使っているだけで温度は80度を超え、ベンチマークを回してどこまで上がるか試したところ93度まで上がりました
更に炎天下での4K撮影では2分ほどで温度が上がり、撮影不可になり、FHDの撮影でも3分半程が限界でした
Xperia Z4では背面の1点だけが異常に熱くなるような発熱の仕方をしていたので放熱性能不足なのは明白でした
Xperia Z4を運用する際には背面にヒートシンクを装着して使っていました
Xperia Z5
Xperia Z5ではかなり発熱が落ち着き、Xperia Z4のように普通に使っているだけで80度なんてこともありませんでした
発熱がひどい時でもXperia Z4のように背面の1点が熱くなるようなことは少なく、背面全体的が温かいという感じでしたので放熱性能はXperia Z4よりも格段にアップしていると思います
ですがやはり発熱は気になるのでXperia Z4と同じく、背面にヒートシンクを装着して使っていました
Xperia X Performance
Xperia Z4、Xperia Z5とはCPUが違いますのでそもそも発熱量も違いますが、そこまで発熱は気になりません
アルミボディと本体内部の発熱対策もあって、1点が熱くなることもなく、背面全体がほんのり温かいという感じになりました
またカメラチップが変更となったため、4K撮影は不可になってしまいましたが、その分カメラ撮影時の発熱が抑えられて安定性が増したように感じました
Nexus 6PとXperia X Performanceを比較してみる
今回はGoogleのフラッグシップであるNexus 6PとXperia X Performanceを比較してみます
Nexus 6PはSnapdragon S810を搭載していますが爆熱CPU搭載にしてはかなり温度上昇が抑えられており、放熱性能の高さが伺えます
そんなGoogleのフラッグシップと比べてXperia X Performanceはどれだけの放熱性能を持っているのでしょうか?
検証に使うアプリ
検証に使うアプリは以下の通りです
CPUに負荷をかけるための「CPU負荷試験ツール(CpuRun)」
[appbox googleplay jp.gr.java_conf.toytech.cpurun]
CPUの使用率を表示するために「CPU 使用率モニター CPU Stats」
[appbox googleplay jp.takke.cpustats]
CPUの温度を表示するために「Cpu Temperature」
[appbox googleplay com.yanyan.cputemp]
アプリの設定やその他の項目はなるべく同じに設定し、測定して見ます
結果
またXperia X Performanceは開発機のため製品版とは仕様が多少異なる可能性があります
検証の結果・・・
Xperia X Performanceは最高で70度
Nexus 6Pは最高で75度
まで温度が上昇しました
温度は5度と誤差とは言いづらいですが、温度が低いとも言い難いなんとも言えない数値となりました
ですがCPUの性能はNexus 6Pに搭載されているSnapdragon 810とXperia X Performanceに搭載されているSnapdragon 820とではかなりの差があります
Snapdragon 820ではベンチマークでSnapdragon 810の倍近くのスコアを叩き出しているのでほぼ倍の性能で発熱性能が少し良いということになります
まとめ
Xperia X Performanceでの発熱は心配なさそう
Xperia Z4、Xperia Z5の発熱が非常に多く、心配されている方もいるかと思いますが、正直心配する必要はありませんでしたね
通常利用ではひどくてもXperia Z5程度と考えると良いかと思います
確かに発熱はしますが、同じCPUを搭載しているGalaxy S7 edgeも結構発熱するらしいので異常な発熱というわけではなさそうですね
今回も予めヒートシンクを用意していたのですが、使うことはなかったです
今後の背面デザインは金属系で攻めるならXシリーズには期待
今回Xperiaシリーズ初の背面がアルミでしたが、質感と機能性の両立ができていたので今後も積極的に背面パネルは金属系を採用して欲しいですね
今までのガラスのデザインも良かったですが、放熱性が上がり、質感も劣った感じがしない今回のアルミの背面パネルは非常に好みでした
4K撮影は次作で復活するのか?
Xperia X Performanceでは4K撮影の機能が削られ、動画はFHDまでの記録となっています
個人的にはXperia Z4、Xperia Z5、Nexus 6P、Nexus 5Xで4K動画撮影比較みたいなのをやってみたかったのですが、叶いませんでした・・・・
SONYさんは「現状、スマホに4Kは必要ない」という判断を下したのでしょうか?
それともXperia X PerformanceはXシリーズの最初なので安定性を重視したのでしょうか?
その真意はわかりませんが、個人的には4K撮影は復活して欲しいですね!
今回はここまでです!
ではまた!
コメント
とても分かりやすい説明と自分と考えてる事が一致していたので安心しました。