スマホが登場して以来、様々なスマホが登場し進化を続けています。
スマホの性能は年々上がり、手のひらに収まるパソコンと言っても過言ではないほどの進化を遂げました。
今回はそんなスマホの進化の中でも、近年各社が競っている「カメラ」にステータスを全振りしたようなスマホ「Xiaomi Mi Note 10」をご紹介します。
Xiaomiが日本参入
Xiaomiはスマホのみならずスマホアクセサリー、家電、バッグ、ペンなど様々な物を作っているメーカーです。
筆者も過去にXiaomiのスマホを使っていた時期ありましたし、現在でもXiaomiのバックパックを使っています。
そんなXiaomiが日本へ正式に参入しました。
Xiaomiが日本市場に初めて投入するスマホこそが、今回紹介するカメラ極振りスマホ「Xiaomi Mi Note 10」なのです!
公式サイト:Xiaomi Japan
Xiaomi Mi Note 10
外観
スペック表
CPU | Qualcomm Snapdragon 730G 8コア (2×2.2 GHz Kryo 470 Gold , 6×1.8 GHz Kryo 470 Silver) |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
バッテリー容量 | 5260mAh 30W 急速充電対応 |
本体サイズ | 157.8 x 74.2 x 9.7 mm 208g |
アウトカメラ | 超高解像度カメラ:1億800万画素, F1.69, 0.8μm, 1/1.33インチ 光学2倍ポートレートカメラ:1200万画素, F2.0 117°超広角カメラ:2000万画素, F2.2, 1.12μm, 1/3インチ 光学5倍望遠カメラ:500万画素, F2.0 マクロカメラ:200万画素, 1.75μm |
インカメラ | 3200万画素, F2.0, 1.6μm |
ディスプレイ | 有機EL 6.47インチ 1080 x 2340 HDR対応 |
SIM | デュアルSIM, nanoSIM + nanoSIM |
microSD | 対応 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 AAC/LDAC/aptX/aptX-HD/aptX-Adaptive 対応 |
NFC | あり |
その他 | 画面内指紋認証搭載 イヤホンジャック搭載 VoLTE対応 |
カメラはついに「1億画素」の世界へ
カメラはついに1億画素を超え、実際に撮影した写真の解像度は「12032 x 9024」と1万ピクセルを越しました。
一般的に高精細と言われる4Kでも「4096 x 2160」なので、単純に数値だけ見れば12倍ほどの情報量が含まれています。
1枚の写真でファイルサイズは18.4MBにもなり、普段使っているPixel 3 XLで撮った写真が1枚あたり3MB前後なのを考えるとデータサイズは約6倍にもなります。
ファイルサイズが大きいだけあって、解像感は他のスマホカメラに比べるとかなり高く、しっかりと構えてブレないように撮っていればあとから切り出して使えます。
とはいえ、被写体が遠い時は光学ズームが効く5倍までズームするほうがいいかもしれません。
5つのカメラでオールレンジ対応
Mi Note 10は5つのアウトカメラを搭載しているので、超近距離から遠距離まですべての距離に対応しているのも特徴の1つです。
0.6倍~50倍までのズーム倍率に対応しているので、かなり遠くの被写体も撮影することができます。
とはいえ、5倍以上はデジタルズームなので、画質の劣化は結構感じます。
「10倍ぐらいであればそこそこキレイかな?」というレベルですが、流石に50倍にもなるとノイズがかなりひどくなり、文字を読んだりするのは厳しいです。
とネガティブな事言いましたが、10倍以上で撮影する場面はめったに無いと思うので、普段使いには十分な性能を持っています。
更にマクロレンズも搭載しているので、約2cmまで寄って撮影することもできます。
マクロレンズの画質は正直それほど良くないですが、指を撮れば指紋の溝までしっかりと見えるレベルの写真が撮れるので、筆者のようなレビュアーにとってはかなり嬉しいところです。
写真作例
広角カメラで撮影するとこんな感じ、暗くなってから撮影しましたが、黒つぶれや白飛びが少なくいい感じです。
超広角(0.6倍)で撮影すると広角では映らなかったものがかなり映り込むようになりました。
写真の端は流石に歪んでいるものの、超広角でしか撮れない写真もありそうです。
こちらは光学2倍レンズでの撮影。
デジタルズームではなく、光学ズームなのでノイズも少なく、白飛びが気にはなりますが十分綺麗です。
こちらは光学5倍ズームでの撮影。
800万画素しかないためかノイズは目立ちますが、デジタルズームならもっとモヤッとしているであろう場面でこれは流石と言えるでしょう。
Mi Note 10で撮れる最大倍率「50倍」での撮影です。
光学ズームを併用したハイブリッドズームも効かないので流石にモヤッとした仕上がりですが、それでもステンドグラスの模様が見えるのはすごいですね。
スマホでこれだけズームすることはまずないでしょうが、撮れないより撮れたほうがいいですよね!
スペックも割と高い
カメラにばかり触れてきましたが、基本的なスペックもなかなかのものです。
ハイエンドCPU「Qualcomm Snapdragon 730G」を搭載し、Snapdragonの最上位シリーズ「Snapdragon 8xx」シリーズと遜色ないレベルの操作性を実現しています。
Snapdragon 730Gは型番に「G」の文字がついていることから分かる通り、ゲーミング向けにチューニングされており、GPUクロック速度が少しブーストされているので、3Dをガッツリ使ったリッチなゲームも快適に動作します。
さらにRAMは6GBも搭載しているので、アプリを複数立ち上げてももたつくことなくサクサク動作します。
6万程度のスマホでここまで快適だと、10万もするハイエンド機を買う理由がなくなってきますね・・・。
まとめ
これでたったの6万程度
これだけのスペックとカメラを備えていながら実売価格6万円程なので、かなりコスパがいいスマホと言えると思います。
他社のハイエンド機種が約10万円程度することを考えれば、6割程度の価格でハイエンド機種を買うことができるのはXiaomiが宣言した「ハードウェア製品の利益率を永久的に5%以下に抑える」という理念を実現しているのではないでしょうか?
携帯キャリアでスマホを買っている人もまだまだ多いですが、格安SIMの普及に伴って、自分の好きな端末を使っている人も増えてきていると思います。
そんなSIMフリースマホ利用者に対して、この価格でこのスペックはかなり魅力的ではないでしょうか?
国内SIMフリー市場は実質Huaweiの独占状態でしたが、今後は「Xiaomi」も選択肢に入ってきそうです。
参考URL:Xiaomi、「ハードウェア製品の利益率を永久的に5%以下に抑える」ことを約束 – PC Watch
物撮りをスマホでするなんて邪道
そう思ってた時期が私にもありました。
このブログにアップしているレビュー用の写真は基本的にミラーレス一眼で撮影していますが、使っているのは2014年発売のCanon EOS M2なのです。
本格的にブログを運営していく上で写真のクオリティもある程度は気にするべきだと考え、ちゃんとしたカメラで写真を撮ろうということで買いました。
ですが、スマホのカメラがここまで進化すると「ちゃんとしたカメラ」の定義がよくわからなくなってきますね。
もちろんミラーレスや一眼の方が綺麗に撮れるとは思うのですが、「個人運営しているブログにそれほどの画質がいるのか」と言われると反論できませんね・・・。
私がブログのためにカメラを買ったときから7年ぐらいたった今、「物撮りをスマホでするなんて邪道だ」という感覚は古いのかもしれないですね。
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