皆さんタブレット使っていますか?
スマホの普及率が上がり、1人1台は当たり前、1人2台という人も居るのではないでしょうか?
そんな中、スマホと一緒に普及し始めたのがタブレットではないでしょうか?
携帯電話会社もスマホとセットで手軽な価格で契約できるタブレットも続々と登場しています。
大画面で動画を見たり、ブラウジング出来たりと捗るタブレットですが、その代名詞とも言えるiPadは高価ですよね・・・
今回は、筆者が購入したiPad Pro 11インチのフルセットを1ヶ月使ってみて、気づいたポイントをご紹介です。
まずは開封
パッケージは10.5インチの時と大して変わりない感じのデザインです。
大画面を強調するパッケージで、ホームボタンがなくなった分だけベゼルが縮まっていることがひと目で分かります。
側面にはiPad Proの文字が印字されていますが、ひと目では世代がわかりません。
ということで早速開封しました。
ホームボタンが無いのと、角ばったフォルムが気になりますね。
背面にはキーボードを使う為の端子が搭載されています。
Cellularモデルを購入したので、アンテナの数も多くなっています。
Wi-Fiモデルではアンテナラインは上部だけですが、Cellularモデルは下部にもアンテナラインがあります。
カメラの出っ張りが10.5インチよりも大きくなっているのは気になりますね。
10.5インチと比べてみると、かなりカメラレンズが大型化したことがわかります。
レンズが大型化しましたが、カメラ性能はちょっと下がったとのこと。
レンズの枚数が6枚から5枚に減少し、光学手ブレ補正非対応になったとのことで、10.5インチからの唯一のスペックダウン点とも言えます。
ですが、大抵の人はiPadで動画や写真を撮影する機会はほぼないと思うので、問題は無いと思います。
付属品はいつも通りシンプルです。
充電器はType-C端子のタイプに変更されています。
付属のケーブルもType-C to Type-Cのケーブルに変更となり、Type-Cの波がついにiOSに来たかという感じがします。
充電器の形状も今までのMacBook用やiPad用のものとは違い、どちらかと言うとiPhone用の物に似ています。
出力は5V/3Aと9V/2Aで、最大19WのUSB-PD規格に対応しているようです。
続いてスマートキーボードの比較です。
両方ともJIS配列ですが、配列などは全く同じですね。
11インチ用のものは少し印字がシンプルになっているイメージです。
打鍵感はあまり変わりなく、強いて言うならちょっとクリック感が強くなったかな?と感じる程度です。
買う前からわかっていたことですが、スマートコネクターの互換性はありません。
端子の大きさ、間隔も変わっています。
以前のスマートキーボードは、通称「風呂蓋」と呼ばれているiPadの側面にマグネットで装着するタイプでしたが、今回から背面も待ってくれる手帳ケースのような形状に変更されました。
私はキーボードを使う頻度が高いので、背面も守ってくれるのはメリットですが、たまにしか使わない人にとっては微妙かもしれないですね。
上の画像は10.5インチと11インチでキーボードを使う際の角度ですが、奥側の11インチは10.5インチよりも角度が急になっているのがわかります。
10.5インチ用スマートキーボードの角度が急だと感じていた人は、11インチに買い換えるとさらに急に感じるかも知れません。
1ヶ月使ってみた気づいた点
① Type-Cはいいことばかりではない
iPad Pro 11インチは今までAppleが使用してきたLightning端子を廃止し、iOS端末初のType-C搭載となりました。
Type-C端子になったことにより充電ケーブルの調達が安易になったり、様々な機器との接続が楽になった一方で、使えるアクセサリー使えないアクセサリーの見分けがつきにくくなっているようです。
Type-C対応のHDMIケーブルなどは物によってはiPad Proでは使えない時もあるようです。
カメラに使っているSDカードをType-Cカードリーダーで読み込んだ時は正常に読み取れるのですが、フォルダ構造がカメラと異なる場合は読み込めなかったり、文書ファイルなどの画像以外のファイルは読み込むことが出来ないなどの成約は以前のままですね。
あと当たり前ではありますが、Lightning専用アクセサリーは使えなくなりました。
PCでもiPhoneでも!簡単に使える便利なLightning対応USBメモリ Kingston Boltをレビュー!
例えばこのKingston Boltなどもそうですね。
iPhoneやiPadのバックアップを簡単に取ることが出来て非常に便利だったのですが、Type-Cに変更になったことで直接の接続ができなくなり、Type-C to Type-Aアダプターを使ってType-Aとして接続してみましたが、専用アプリが使えないのでバックアップはできなくなりました。
Lightning対応アクセサリーをたくさん持っている人は注意です。
② Apple Pencilのあるべき姿
Apple Pencilはすごく良くなりましたね。
重さはほぼ変わらず、内蔵しているチップもほぼ変わらないので、基本性能はほぼ変わりませんが、本体にマグネットで装着して充電可能になったり、ダブルタップで消しゴムとの切り替えが可能になったり・・・
スマートキーボードと組み合わせても干渉しないのは非常に良いですね。
ペアリングも本体にApple Pencilをくっつけるだけという簡単さ。
これがApple Pencilのあるべき姿ですね・・・
ちなみに私はイラストを書いたりしないので、正直あんまり使ってません。
③ パフォーマンスは大幅向上したけど・・・
CPU性能の大幅な上昇により、ノートPCと同等の性能とも言われているiPad Pro 11インチ。
確かにベンチマーク上は圧倒的な性能を有していることがわかります。
iPad Pro 10.5インチモデルの結果がこちら
シングルコア性能の伸びは約1.3倍程度ですが、マルチコア性能の伸びは約2倍と圧倒的に性能が良くなったのは間違いありません。
ですが、その性能が活かしきれているかと言われるとそうでもない気がします。
iPad Pro 10.5インチとiPad Pro 11インチで、Adobe Rush CCという動画編集ソフトを使い動画編集をしてみたのですが、使用感にほぼ変わりはなし・・・
そもそもタブレットで動画編集ということ自体に無理があるとは思うのですが、CPU性能がどうというよりかはiOS自体の限界が来ている気もします。
アプリの起動時間、ゲームプレイ時のフレームレートなどもほぼ変わりないので、CPUの性能アップを実感できる場面はほぼありませんでした。
iPad Pro 10.5を使っている人は買い換えなくてもいいかも知れないですね。
④ 11インチに対応していないアプリがまだまだ多い
新しい解像度が出るたびに悩まされるのがこれですね。
Androidと違い、iOSは解像度が端末ごとに固定なのが魅力なのに、11インチでは解像度が変更されるという・・・
現在、一部アプリでは11インチに対応していないため、非対応アプリ使用時は黒帯が表示されます。
Apple製アプリは対応していますが、ゲームなどはまだまだ対応していない物が多く、普段からプレイしている「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」や「PUBGモバイル」は黒帯が表示されてしまいます。
Amazonアプリでも黒枠が表示されるので、意外と不便ですね・・・
このあたりはアプリ側の問題で、iPad Pro 11インチが悪いわけではないですが、アプリ側が対応するまでは小さい画面で我慢するしか無いですね。
見た感じ9.7インチにエミュレートされているような気がします。
⑤ FaceIDは思ったより快適
11インチではホームボタンが省略された代わりに、iPhone Xシリーズと同じ認証方法であるFaceIDが搭載されるということで賛否両論でしたが、iPad ProのFaceIDは意外と快適です。
iPhone Xは縦でのみ認証可能でしたが、iPad Proでは360度どの角度でも認証可能です。
左右上下はもちろん、斜めなど微妙な角度でも認証可能なので、iPhone Xの様に意識する必要なくロック解除できて楽ですね!
iPhone Xシリーズよりも認識範囲も広いので、画面を顔に向けなくてもロック解除できるのも強みです。
まとめ
買ってよかった
10.5インチの時点で満足はしていましたが、11インチもいい感じなので、買ってよかったと感じています。
目に見えてここが便利!というところはあまりないですが、画面の大型化なんかはやっぱりいいですねぇ・・・
失ったものと得たもの
指紋センサーやイヤホンジャックを失ったiPad Pro 11インチですが、Type-C端子や圧倒的パワーを変わりに手に入れたので、これを進化と取るか退化と取るかは人それぞれだと思います。
私は進化と捉えて今後もiPad Pro 11インチ共に歩んでいきたいと思います。
iPad Pro 11インチは2年は使えるスペックだと思います!
多分
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