最近話題のMVNOは一体何者?MVNOを自分的にサクッと解説

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最近テレビやネットでもよく見かけるようになった「980円でスマホが持てる!?」という感じの広告

「そんなに安くスマホが持てるの?」
「詐欺なんじゃない?」
「うまい話は裏があるんでしょ?」

と思う方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?

でも実際は自分の使用用途と合致すれば安くでスマホが使える便利なものなのです!
ということでそういった安くでスマホを持つためのキーワードであるMVNOについての記事です

1. MVNOとは?

Mobile Virtual NetWork Operator(仮想移動体通信事業者)

MVNOはMobile Virtual NetWork Operatorという英語の頭文字を取ったものです

といってもなんのことやらわかりませんね・・・?

MVNOは自社で末端の通信設備を持っていない事業者の事を言います
つまりはスマホから自社サーバーまでの回線を他社から借りて、自社サーバーでの認証、インターネットへの接続を行う事業者の総称です

このことから仮想移動体通信事業者と呼ばれています

それに対して自社で末端までのインフラを持っているDocomo、au、SoftBank、Y!Mobile(SoftBank傘下)などのことをMNO(Mobile NetWork Operator)と呼びます
俗にいう携帯キャリア、携帯会社というものです

末端の設備を借りてる?よくわからん!

言葉で説明すると難しく聞こますが、使うだけであれば深く考える必要はありません
直営店ではなくフランチャイズ店とでも思っていただければ十分です(実際には少し違う気がしますが・・・)

フランチャイズ店だと大手のチェーン店の名前を借りて他の会社がお店を営業することですよね?

例えばコンビニだと・・・・

お店の看板は「ローソン」
実際に運営してるのは「株式会社 ともせつ」
収益を得ているのは「株式会社 ともせつ」(売上のうちいくらかはローソンへ支払い)

という形になります
※例えなので実際には存在しません

これがMVNOだと

回線のキャリアは「Docomo」
実際に契約するのは「OCN」
収益を得ているのは「OCN」(回線利用料をDocomoへ支払い)

という形態になります

SIM

MVNOではSIMを端末に挿すことになります

SIMって何?って人もいるとは思いますがそういうものだと思うくらいでいいかと思います

一応説明すると証明書みたいなものです
「私は通信が許可された人です」と証明する情報が詰まっています

通行手形みたいなものですね

2. じゃあ何が違う?

端末

皆さん携帯端末は携帯ショップに行って機種変しますよね?

実はMVNOでは基本的には回線のみの販売となります

つまり回線とは別に端末を用意する必要があるということです

非常にややこしいのですが、MVNOを契約してSIMが届いてもそれ単体では通信できないということですね

そのSIMを挿すための端末が必要になります

俗にいうSIMフリー端末というやつです

サポート

MNOとMVNOはサポートが違います

MNOは全国各地に拠点を持っています
そうです、みなさんが機種変などの時に行く、携帯ショップというやつですね

何かわからないことがあれば携帯ショップで聞けば対応してくれますし、契約なども携帯ショップでしてくれますよね?

ですがMVNOではそういったコストを削減しています

申し込みはネット経由サポートも基本的にネット経由、電話となります
そのため各地に拠点となるショップを持ちません(一部持っているMVNOもありますが、数は少なく極僅かです)

さらに端末に関するサポートも基本的にネット経由になるため、修理中に代替え機を貸してもらったりとなどはできない場合がほとんどです

保証される範囲

MNO、携帯キャリアでは回線の可用性(いつでも使えること)や端末に対するサポートもありますが、MVNOはそれらをすべてMNO側に委託しています

というのもMNOから回線を借りている訳ですから、MVNO側では回線の可用性の保証はできません

そのため自社のサーバーの可用性のみを保証すればいいので非常に保証される範囲は狭くなります

通信速度

速度に関しては固定回線でも同じですがベストエフォート型となっています

「できる限り速度を出します」という契約になります

「そんないい加減な・・・」
「金払ってるのに保証しないのか!」

と思われる方もいるかもしれないですが、家の光回線などもその様な形態での契約になっているはずです
詳しくはベストエフォートでググると出てきます

回線に対しての保証は難しいものなのです・・・・

さらに契約によっては意図的に速度を制限している場合もあります
これはMNOよりもキャリアから借りている帯域が少ないことが原因になります

こればかりは仕方ないですね・・・

データ通信専用契約が基本

MVNOではスマホであってもデータ通信専用契約が主になります
そのため電話ができない回線が多いのです・・・・

MNOは基本的にスマホは通話契約、タブレットはデータ通信契約なのでスマホであれば通話できて当たり前という形になりますが、MVNOでは通話できない契約もあるということですね

もちろんながらMVNOでも電話できる契約のものもあります
(通話料金はキャリアの通常通話料金と変わりません)

3. MVNOの利点とは?

安い

基本的にMVNOではMNOでは出来ない激安プランなどもあり、安いところを各社推しています

確かに安いプランはMVNOの魅力の1つですね!

最低料金は0円のSIMすらある時代ですから・・・

オプションに入る必要がない

よくある◯◯ビデオ、◯◯し放題などに加入する必要がありません

オプションは完全任意でキャリアとは違い、気がついたら使わないオプションに月々何千円も払っているなんてことがないのも特徴です

キャリアでの契約では使わないオプションに加入する必要がないのでなるべく安く使うことができます

好きな端末を使える

日本のどのキャリアでも扱っていない好きな端末を使うことができるのは利点の一つです

基本的に機種変すると言っても機種はそのキャリアの扱っている機種に限定されます

ですがMVNOは回線のみの契約なのでそもそも端末は自分で用意する必要があります
そのため好きな端末を使って好きな回線を使えるという利点があります

また安い物は1万円台からあるので非常にお手頃です

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海外メーカーから国内メーカーまで探せばいろいろあるので探してみるといいかもしれません

SIMフリー スマートフォン

4. MVNOの弱点とは?

速度

上でもちらっと書いてますが速度は保証されないので速度はキャリアによりけりなので回線によって当たり外れがあります

速度制限がなくても遅いMVNOもあるのでいろいろなレビューを見つつ決めるといいかもしれません

またMVNOは混雑する時間帯に弱い特性があるので朝の通勤ラッシュ時や夜の21時前後など、回線が混みあってる時間帯には速度低下の影響をうけやすいです

ガンガン通信する人には向かない

低容量を安くで使えるのがMVNOの特徴です

そのため通常のキャリア契約で速度制限によくかかっている人にはMVNOはお勧めできません

通常のキャリア契約は7GB制限が一般的ですが、MVNOでは1GB〜3GBが多く、ヘビーユーザーにはあまり合いません

ヘビーユーザー向けのMVNO契約もありますが、そちらは通信速度に制限がかかっていたりと一長一短です

端末に設定が必要

MVNOでは通常と違う経路でサーバーまで接続し、その先のインターネットへ接続するので接続先設定(APN)というのが必要になります
設定方法は契約したMVNOによって違うので少し戸惑うかもしれないですが、基本的にはSIMが届いた際に同封している紙等に書かれているか、公式サイトに乗っているのでそれを参考にすればできるかと思います

ですが機械音痴の人にはハードルが高いかもしれません・・・

私の母親も機械音痴なのでスマホの使い方を教えるのには一苦労です・・・

5. おすすめのMVNOキャリア

使用用途でおすすめのMVNOキャリアと契約プランを挙げてみます

通学、通勤途中にニュース確認とメール確認

通学、通勤中に少しニュース確認とメールを確認する程度であれば制限ありの安いMVNO契約で十分です

DMM mobile

安くで使え、評判が良いMVNOキャリアです
名前の通りDMM.comが運営しています
月々500円程度で使えるプランがあります



UQ mobile

WiMAXを展開しているUQ社が運営するMVNOです
速度が速く、手頃な価格と混雑時の速度低下が少ないと人気のMVNOです

UQ mobile

OCNモバイルONE

こちらのOCNモバイルONEは月々◯GBという契約ではなく◯◯◯MB/日という少し特殊な形態を取っているMVNOキャリアです
これにより一ヶ月の容量のすべて使い切ってしまって以降制限がかかって使えないという悩みから解消されるのではないでしょうか・・・



月7GBじゃ全然足りない!

通信制限はすぐに来ちゃう!
YouTubeやニコニコ動画などをいつでも好きなだけ見たい!

そんな人にはこれがおすすめ!

b-mobile 高速定額

通信容量制限なし、速度制限なしの夢のような契約です

ですが、ユーザーの多さやサーバーの処理能力的な問題からサービス開始からしばらく経った頃に速度が低下、評判が悪かった時期がありました
現在では改善しているらしいです

b-mobile 高速定額

ぷららモバイル

上のb-mobile 高速定額と同じく通信容量での規制がない、定額使い放題の契約になります

b-mobileと違うのは通信速度が3Mbpsというところです
ですが、実際は3Mbpsくらい速度が出ていればネットブラウジングくらいは余裕です
動画も調子が良ければ720p、混雑時でも480pくらいであれば止まらずに見れます

ぷららモバイル 定額無制限

WiMAX2+

こちらはMVNOとは少し外れる気がしますがWiMAX2+です
月7GBの制限や3GB/3日の制限はあるものの制限された状態でも十分な速度が出るため制限を気にせずに動画を見ることができます
超ヘビーユーザーにおすすめですね
しようと思えば家の回線にもできちゃいます



使うときは使うけど使わない時は使わない

b-mobile おかわりSIM

b-mobileのおかわりSIMがおすすめです
こちらは最低金額は500円から最高金額1500円という5段階定額制を取っています
そのため使った月だけ使った分だけ払えばいいという便利なSIMです

b-mobile おかわりSIM 5段階定額|b-mobile おかわりSIM 5段階定額
b-mobile おかわりSIM 5段階定額

6. まとめ

誰にでも合うわけではない

MVNOは比較的特殊な契約となっているので誰にでも合うというわけではありません

必要な機能だけを求める人に合うものだと思います

電話する人はMNOがおすすめ

当たり前ですが、電話する人はMNOの方が色々と楽なことが多くておすすめです

MVNOの通話可能な契約でも電話はできますが、料金的問題や、端末の選定などを考えるとMNOの方がかなり楽です


今回はここまでです
ではまた!

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